魔法の薬―マジックポーション (Truth In Fantasy)



魔法の薬―マジックポーション (Truth In Fantasy)
魔法の薬―マジックポーション (Truth In Fantasy)

ジャンル:歴史,日本史,西洋史,世界史
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某腹痛の薬の話が。

かの有名な腹痛の薬の由来が出ています。

その話が一番印象に残っています。

そして、その話題をすると、たいてい「すごい」といわれます。

ファンタジー系の話を書く方には、知ってて損は無いかもしれないという感じです。
入門書に最適。

内容は二部に分かれていて、第一部では毒・医薬について。第二部では媚薬・秘薬について書かれている。
各薬についてのエピソード(○○が○○の時使ったなど)が書かれてある。
一部の国や民族で使われてきた薬の紹介が多く、化学的に深くは突っ込まれていない。
ちょっと、物知りになろう程度ならオススメだが、多くの薬(毒)を深く知りたいと思っている人にとっては、少し物足りないかもしれない。
薬物が持つもう一つの顔

この本は架空の物を含めた毒物の効果と
使用される有名なエピソードについて書かれています。
例えば古代ヨーロッパでは毒物は社会的集団の秩序を守るための手段として
使われていました、しかしキリスト教によって悪のものと見なされてしまいます。
その後、教育が進み商業が発展するにつれて、薬や毒から宗教的な意味合いが薄れ、
単に「薬物」として捉えられるようになりました。
など、薬物に興味が無い方にも関心が持てる内容になっています。
また著者は「知識はあなたの人生を豊かにするが、実際に薬物を乱用し、
自身や他者を傷ければあなたが想像する以上のリスクが伴い、破滅しかねない。」
と興味本位で薬物を乱用しないよう警告を発しています。
薬物に関する知識を欲する方、又作中に登場させたいという方は読んで損はしません。
歴史向け

どちらかというと、薬の内容や実用的な使い方、などというよりは「なぜ、どうやってこの薬が使われるようになったのか」「その薬が使われるようになった民族や文化の背景」などの記述が多かったです。
なので「合法ドラッグのことを調べたいっ!」とかの読者の方にはあまりお勧めできませんが、神話や、民俗学などが好きな方にはお勧めです。

個人的には「聖人」と言われた人たちの身体や、その死体から芳香が漂ったという逸話の詳しい化学的検証が欲しかったのですが、「…なのではないかという説がある」「いまだ不明」などという、あまり掘り下げたとは言えない内容なのが残念でした。



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