ラビリンス



ラビリンス
ラビリンス

商品カテゴリー:ミュージック,CD,DVD,クラシック,音楽
収録曲:ウォルシンガム, あのひとは言い訳できるのか, 「公正なる閣下……」, 流れよ、わが涙(ラクリメ), あなたは見たのか、輝く百合を, 「……かつてジョンソン氏が亡くなられた折……」, いと高貴で偉大なるデンマーク王クリスチャン4世のガリアード, 一番低い木にも梢はある, 「……私が望んだように……」, ご婦人用の見事な細工物, 「……そこから私はヘッセン方伯のところへまいりました……」, ファンタジア, 来たれ、重い眠り, 失われた希望のファンシー, 「……またそこから私はイタリアをぜひ見たいと思い……」, さあ、もう一度, つれないあなたは私の心から, 「……出発したあとで私は……」, もう泣かないで、悲しみの泉よ, ウィロビー卿ご帰館, 晴れていても曇っていても, 「……スペインの王が来年の夏に……」, 暗闇に私を住まわせて,
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スティングの世界観とはかなり近い作曲家の曲を演奏した佳作

スティングはロックミュージシャンですが、ジャズ方面との相性がよいことは
ソロアルバムを聴かれることはご存じでしょう。でも実はクラシックとも関係
が深いのです。彼は、ロック、ポップスミュージシャンが参加するクラシック
曲のプロジェクトで、クルトワイルに関する作品集及びストラヴィンスキーの
「兵士の物語」のプロジェクトに参加しております。なので、ダウランドを演
奏すると言っても、へ?という感はありますが、意外感はありませんでした。

ダウランドもスティングも両方とも聞き込んでいる筆者にとっては、声の美し
さ等で比べると、そりゃ分が悪いよね?、というところでしょうか。ただし、
ダウランドの曲自体は当時の流行歌であるイギリス風演歌でありまして、ごく
普通の人が酒場とかで歌っていても不思議はなく、そのような吟遊詩人の歌と
とらえれば違和感はないでしょう。

特筆すべきはダウランド歌曲の詩の世界でありまして、報われない恋の痛み、
悲しみ、残酷さ等々の歌詞の世界は、まんま、スティングのラブソングじゃな
いかと思わせること必至。逆にEvery Breath you takeの歌詞など、ダウラン
ドが曲を付けても違和感はないでしょう。詩が大変痛い世界なので、日本版を
買う方が、歌詞の対訳もあり、その世界観がわかるはずです。スティングの
"Fragile","We work the black Seam"や"They dance alone"のタイプの曲
が好きな方はほぼビンゴでしょう。

これを気に入ったら、次買うべきは、エマ・カークビー&アンソニー・ルーリ
ーのダウランド歌曲集です。この盤でダウランド好きが増えることを期待しま
す。
シェイクスピアの時代

ポリス再結成ツアーも記憶に新しい英歌手スティングによる、ルネサンスの時代の音楽アルバムです。
スティングがこのようなアルバムを製作していたことは全く知らず、偶然ラジオで耳にしてびっくりしました。
本アルバムは、イングランドのエリザベス一世・ジェームズ一世時代に活躍したいわば「シンガーソングライター」である、
ジョン・ダウランドの楽曲をスティングが歌っています。リュートもわずかに披露しているものの、
ほぼ全ての演奏はエディン・カラマーゾフ氏に任されています。そもそも、一体なぜスティングがルネサンスの、
リュートの音楽をやることになったかについては、ブックレットに詳細に記されています。その文章もまた、味わい深い。
Flow My Tears、In Darkness Let Me Dwellのように少々暗め、哀しげな曲もあれば、インストゥルメンタルでリュートの音色が
堪能できるThe Battle Galliardのような物もあり、半音が印象的で現代のロックにも通ずるような所もあるForlorn Hope Fancy(インスト)、
爽やかなCome Again、明るいFine Knacks for Ladiesといった曲もあります。哀愁と爽やかさが同居した、癒される一枚。
クリスマスソングを思わせるようなハーモニーを聴くことのできる曲も少々あります。
展覧会のBGMのような雰囲気で、リュートの素敵な音色とスティング独特の声に浸れるアルバムです。ダラウンドの書簡の朗読も収録。
音色は多少リバーブがかかりすぎている気もしましたが、その分教会で奏でられているかのようで雰囲気が出ているともいえます。
私はSTINGの声があまり好きではありませんでした。

だからアルバムを買う事なんて絶対ないと思っていました。

しかし試聴してひっくり返りました。
STINGがリュート弾いててビックリ!!
ベーシストですよね???

そして私が普段リコーダーサークルで重点的に演奏しているジョン・ダウランドの曲を歌っているのです!!

これクラシックのシンガーだったら絶対出来ないアルバムだなと思いました。
素朴な歌い方と抑えても出るこぶしが吟遊詩人っぽく聞こえます。
ダウランドが宗教音楽家でなく世俗曲が主なのも相性が良い理由だと思います。

今回ばかりはSTINGのなまり具合が良い感じです。
いつもと違って情感たっぷりの歌い方も良い。
(一応クラシックの唱法の助言を受けているそうです)
長く聴けるアルバムだと思います。

ロック&ポップスのミュージシャンが取り組むクラシックって別物感が拭えませんが
これは真正面から真面目に取り組んでいて良いと思いました。
こう言う融合もあるんだなと目からウロコです。

特に「Come again」が高揚感があって良いですね。

祈りのアルパム

スティングさんはお名前は知っていたのですが、今回アルパムを初めて聴きました。

哀感が漂うギターの旋律は、私が昔から好きだったバロック調です。
スティングさんの歌声はとても深く穏やかでした。
途中で鳥のさえずりとともに語られる静かな朗読は、祈りのような感じがしました。

とても不思議な感覚のアルパムで、少し不安がある時や、心を安らげたい時に聴くとよいと思います。
音楽のジャンルを易々と越えるスティングに脱帽

スティングがルネッサンス時代の曲をリュートをバックにして歌い(2曲では自分でアーチリュートを演奏している)、クラシックの名門レーベルであるグラモフォンから作品を出すとはびっくりしました。そして、このチャレンジが見事に成功しているのにはもう一度びっくり。まさにCDの帯の宣伝文句通り「400年の時空を越えて、安らぎをもたらす」作品です。私は静かな落ち着いた気分にひたりたいときにクラシック・ギター、それもルネッサンスやバロック時代の作品を愛聴しますが、この度スティングのヴォーカルによる本作が愛聴盤に加わったのは嬉しい限りです。本作にはスティング自身の解説文が含まれていますが、スティングの声とリュートの相性の良さを見抜いた人は慧眼の持ち主としか言いようがありません。本作のほとんどをジョン・ダウランドの曲がしめていますが、本作でルネッサンス時代の曲を気に入った人は、11弦ギターによるイョラン・イエシェルの「ルネサンス・リュート曲集」あるいは「イレブン・ストリング・バロック」を聴いてみてはいかがでしょうか。特に前者ではダウランドの曲が数曲含まれています。この時代の作品を現代に見事によみがえらせていますよ。ピアノなら何と言ってもグレン・グールドの「エリザベス朝のヴァージナル音楽名曲選」がお薦め。本作に惹かれた人は必ずやこれらの作品にも魅了されるでしょう。



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